竿と銛を担いで歩いた日々

1980年代生まれの底辺系釣りバカが、釣りと魚突きの思い出を綴るブログ。思い出した事を書きなぐっています。

エギングの師匠に唯一勝った日【エギング?】

俺にはイカ釣りの師匠がいる。

エギング、ヤエンはこの師匠に教えて貰ったのだ。

 

ある年のGWに、俺は師匠をエギングに誘った。

 

師匠は、

「GWはどこも激混みで釣りにならないから、サーフエギングをしよう」

と提案。

 

俺も了承し、二人で夜の浜へと向かったのだ。

 

取り合えず春のサーフエギングの鉄板のパターンとして、

スラックジャーク3回+15秒ボトムステイを教えてもらい、早速釣りを開始した。

 

だがここで問題が発覚。

俺はシーバスとエギングのラインを兼用していたので、メインラインがPE1.0号とエギングにはやや太い。

また俺は、この日に限って3号のエギしか持ってこないという大ポカをやらかしていた。

 

頑張って投げても30mくらいしかエギが飛ばず、おれはこの時点でやる気をかなり喪失していた。

 

実はサーフエギングは手前のブレイクが一番のポイントなので、この距離でも何とか釣りにはなるのだが、サーフ≒大遠投の意識しか無かった当時の俺にとっては、これは死刑宣告にも等しいものだった。

 

飛距離30メートルでは、テンションフォールを多用するサーフでは2回か3回しかシャクる事が出来ない。

それでイカが釣れるんかいな、と思った俺は勝手に作戦を変更しボトムズル引きを開始した。

 

キャストしてエギを着底させたら、3回スラックジャークを入れ、後はひたすらロッドをサビき、ボトムを曳いてくる。

 

1投したら半歩横へ動く。

 

このやけくそ戦法を繰り返していると、ロッドをサビいた際に根掛かりのような重さをロッドに感じた。

 

合わせを入れるとビニール袋が引っ掛かったような重さを感じ、釣り上げたのはタコ。

 

この後、同じような作戦でタコを7、8杯追加し、イカは釣れなかったが満足して釣行を終えた。

 

師匠も途中からタコ狙いに切り替えたが、2、3杯で俺よりは釣れなかった。

 

恐らく、この時期のタコにとってはエギ3.5号より3号の方が捕食しやすかったからでないかと思う。

災い転じて福となす。

エギのシルエットは大事である事を感じた釣行であった。

 

なお、師匠にエギングで釣り勝ったのは後にも先にもこの日だけである。

(外道なので釣り勝ったというのかは微妙なところだが・・・)

 

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