竿と銛を担いで歩いた日々

1980年代生まれの底辺系釣りバカが、釣りと魚突きの思い出を綴るブログ。思い出した事を書きなぐっています。

デフレ戦隊「ボンバーズ」【エギング】

俺のエギングはサーフエギングが殆どだ。

 

凪の晩に、竿を担いでサーフに立つ。

3.5号のエギをぶん投げ、餌を求めてサーフに回遊してくるアオリイカを狙う。

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サーフエギングはその特性上、どうしても回収時には足元のゴロタや砂でエギを擦ってしまい、エギの寿命が短くなる。

そんな釣りなので、1個1200円もするような高いエギは底辺アングラーの俺には手が届かない。

 

その為、俺は1個300円以下で買える、釣り具のポイントの「エギボンバー」を愛用している。

 

 

カンナが丸いとか、羽の向きがあからさまにおかしいとか、なんならちょっと布が破けてるとか、それなりの品質の為、買う前にパッケージの外から良く観察して不具合が無さそうなものを選ぶ。

 

家でパッケージを開けたら、腹の布のつなぎ目に瞬間接着剤を塗り込み、布を補強。

これで腹から布がべろーんとめくれる不具合は軽減できる。

 

次は、シンカーの根本にも瞬間接着剤を塗り込む。これで投げて回収してみるとシンカーが無くなっている不具合を軽減。

 

最後に、頭(ノーズ)の周りにも瞬間接着剤を塗り込む。

サーフエギングでは駆け上がりにエギが頭から突っ込んだり、足元で擦れたりエギの頭がボロボロになりやすいので補強をするのだ。

 

これで取り合えずはサーフエギングに耐えられるエギになる訳だが、最後にもう一工夫。

 

ダイソーで買ってきたドライバセットに、同じくダイソーで購入した直径2.5のドリルをセットしグリグリとシンカーに穴を空けたものを何個か用意しておく。

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素材が鉛なので、手でグリグリすれば簡単に穴を空けられる

 

サーフはポイントによりシャローを攻める事もあるので、シャロータイプとまではいかないが少しでも沈下スピードを落とすものを作る為だ。

 

エギボンバー3.5号のシンカーの厚みは5mm程。

鉛の比重は11.36(g/cm3)

 

これに直径2.5(r=1.25)の穴を空けると・・・

1.25(r)×1.25(r)×3.14(π)×5(板厚)×11.36(比重)×1/1000=0.279g

 

要するに、穴1個で約0.3g軽量化が可能となる。

 

この穴を何個かエギに空けて、少しずつ沈下速度を調整している。

エギのバランスが心配なら、取り合えずは元々エギのシンカーに空いている穴の近くから攻めれば大きくバランスが崩れる事は少ない。

 

フォールで頭を下げたければ、シンカーの後方(カンナ側)から穴を空けていき、ケツを軽くしていく。

 

逆に水平フォールに近づけたい場合は、シンカーの前方(頭側)から穴を空けていく。

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デフレ戦隊、ボンバーズ

 

 

デフレエギとは言え、ここまでいじくっていると愛着が湧いて来て、ロストした時に悲しくなるのがデメリットだ。

 

今年の春も、俺はボンバーズと共に浜に立つ。

 

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