竿と銛を担いで歩いた日々

1980年代生まれの底辺系釣りバカが、釣りと魚突きの思い出を綴るブログ。思い出した事を書きなぐっています。

ヒットすると「喰った!」というのに何となく違和感を感じる【与太話】

最近はSNSを介して、釣り仲間と出会う事が増えた。

 

そんな仲間の中で、特に釣りを最近始めたばかりの奴らに多い気がするのだが、魚がヒットすると

「喰った!」

と言うのである。

 

これにちょっと違和感を感じる事がある。

 

俺や俺の周りは、昔からルアーだろうが餌釣りだろうが海でも川でも、ヒットすると

「キタ!(来た)」

と言う。

 

「喰った!」

がなぜ急に勢力を広げているのか、色々と考えてみると、どうもYoutubeに端を発しているような気がしてならない。

 

Youtubeを観ていると、良く「喰った!」と叫んでいる。

 

初心者はああいうのを見て、こういうもんだと思い込むのではないだろうか。

 

例えば、ルアーを曳いていて、魚がチェイスしてきた。

喰いつきそうだが、中々喰わない。興味を持ちながらも警戒しているのだ。

速度を落とすと見切られそうだ。

 

ルアーは刻一刻と足元に近づいて来ており、魚を掛けられるタイムリミットが迫っている。

思い切って、リールを早く巻いてルアーを曳くスピードを速める。魚もそれに合わせてスピードを上げた所で、フッと一瞬、巻くのを止めてポーズを入れる。

 

その瞬間、今がチャンスとばかりに魚がルアーに喰らいつく。

えっへん、どうだ、俺の作戦勝ちだ・・・・

 

こういうシチュエーションなら、

「喰った!」

もまあ理解できなくはない。

 

だが、例えばサビキ釣りやぶっこみ釣りでまで

「喰った!」

と言うのにはどうも違和感があるのである。

 

ま、掛け声は自由なのでどうでも良い事なんだけど。

 

昔、バス釣り村田基氏は、ヒットの瞬間に「フィーッシュ!!!」と叫んでいた。

 

例えば、これからアメリカで日本の和竿の渓流釣りが流行ったとして、同じような事を叫ぶ奴が出てくるのだろうか。

 

「さかなー!」

「うおー(魚)!」

「ギョギョギョ~!(魚魚魚)」

か。

 

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